望まれない緑の巨人「インクレディブル・ハルク」をおさらいして観た。
カミキユキ(@KamikiYuki)です。
公開順にレビューを書く予定でしたマーベル作品ですが
インクレディブル・ハルクをずっと観てなかったのです。
本日鑑賞しましたので振り返ったわけじゃないけど書いていきます。
関連記事
実験中に多量のガンマ線を浴びたことで、心拍数が200を超えると緑色の巨体に変身する体になってしまった科学者のブルース。その後、治療法を探る彼の前に、軍の精鋭部隊が立ちはだかる。
- ぴあ映画生活 -
新生ハルク
2003年版のハルクとは繋がりはなく、リブートされた作品です。
同時にMCU(マーベルシネマティックユニバース)に組み込まれた本作。
OPで既にブルース・バナーが実験の失敗により緑色の巨人に変身、軍の目的を知り逃亡を図ったところまで語られています。
このOPで「スターク・インダストリーズ」「ニック・フューリー」などクロスオーバーしている部分は示唆されています。字幕ではこれだけですが、実際に書いてある内容でいうとスターク社の兵器が劇中に登場するものであることなど書かれていたようです。
驚きなのはいつも引用させていただいているシネマトゥデイ様のあらすじが間違っている件で、追ってるのは軍であり、テロリストがどうのとか...なんの話なんだ。
え、必殺技叫んじゃうの?
まさかハルクがそんなこと叫ぶとは思わなかった。
ハルクって他のヒーローと違い、変身したくて変身するのではなく
いかに変身しないか。今作においては変身してしまう身体をどうにかしたいという目的があります。なのでダークな側面が強いのです。
なのにハルクなんとかー!とか叫ぶとか............叫ぶとか
...吹いてしまいました。
MCUは各作品でそのヒーローの雰囲気に合わせた作品作りが出来る映画群です。
アントマンとか特に色濃く出てます。
だけど、今作ここだけ間違っていないか?
ブルース・バナーのギャップ
すでにアベンジャーズなどでハルクを観ているので気になっているのですが
この作品では変身後でもハルクは怒りの度合いで全く話せない状態もあれば、理性があるかのごとくしゃべることもあります。
今後アベンジャーズ以降となるとどんな状態でも話さないんですよね。
このあたりは方向性を修正したんですかね。
またハルクであるブルース・バナーをエドワード・ノートンが演じるのは今作のみで、アベンジャーズ以降はマーク・ラファロが演じています。
心優しいブルースには変わりないのですが、研究に対する倫理観は本作の方が強い印象です。本作は色男からちょっと頼りないオタクに変わったかのよう。
ぼくはマーク・ラファロのブルースが先なので肯定的ですけどね。
ただ、このブルースがどうやったらトニー・スタークと気が合うのか謎。
このあたりはまたアベンジャーズ以降で語るとしましょう。
という意味ではまだMCUの方向性が定まっていなかったのか。
クロスオーバーの示唆
先の説明でOPにクロスオーバー要素は散りばめられていました。
他にも劇中でブルースの捜索にシールドのデータベースを使用しているシーンがあります。これは軍の思惑とは別にシールドが確保したかった意図が感じられます。
ブルースのハルクの実験はキャプテン・アメリカのスーパーソルジャー計画。
それを再開させたけど失敗で生まれたものになっています。
公開順ではのちに公開されるザ・ファースト・アベンジャーですが、既に設定には組み込まれていたようですね。
「血清」という単語も登場。ガンマ線の設定は元々はハルクと思われます。
また、エンドクレジット前にトニー・スタークが登場。
「チームを編成中」
これはアベンジャーズの話と思われます。
ということは時系列的にはアイアンマン2以降の話となるのか?
確かアイアンマン2のどこかの映像にハルクを報じたニュースがあった気がします。
ということはスーツがなかったから介入出来なかったで筋は通るのか。
あるいはトニーがふて腐れていたタイミングか。
インクレディブル・ハルクを観るなら以下のサービスでも配信中