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これは大河ドラマファンタジー「ウォークラフト」を観てきました【感想・レビュー】

映画 映画-洋画 レビュー 劇場鑑賞

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カミキユキ(@KamikiYuki)です。
本日は友人の結婚式に向けて遠方に来ております。
そんな午前中にウォークラフトを観てきましたのでご紹介します。

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王国アゼロスの平和は、驚異的な侵略者の接近によって危機に瀕していた。オークが滅びゆく故郷を捨て、新たな定住地をアゼロスに求めて人間に戦いを挑もうとしていたのだ。人間たちはオークとの全面戦争を決意するが、そんな中で一人のオークがこの戦いを回避すべく、ある決断に至り……。

- シネマトゥデイ -

ウォークラフトとは

ディアブロなどのブリザードが開発した人気シリーズ。
MMORPG World of Warcraft(WoW)が世界観を引き継いだWarcraftシリーズ。
WoW最多登録者数のMMORPGとしてギネスブックに載っている作品です。
本作はMMORPG以前の話と聞いています。

日本では馴染みがないかもしれませんが、
最近ローカライズされたPCゲーム及びスマホアプリ
「ハースストーン(Hearthstone: Heroes of Warcraft)」
ウォークラフトの世界観が元となったゲームです。

WoW自体はアゼロスという王国の主に人間サイド
滅んだ故郷より移民してきたホードというオークサイドの対立を描いた作品です。
ゲーム自体もどちらの陣営につくかで物語が異なります。
ゆえに、人間とオークどちらが敵というものではありません。

本作はそれを考えてフィフティ・フィフティに描かれています。
その脚本を考えたのが監督であるダンカン・ジョーンズ
彼自身がWoW古参プレイヤーで、だからこそ両陣営を対等に扱ったようです。 

ぼく自身はWoWはプレイしたことないので
世界観を忠実に再現したと言われても分かりません。
しかし、インタビューからその意志は読み取れます。

平和なアゼロスと侵略者ホード

最初に登場するのはオークのある氏族長デュロタン
その妻であるドゥラカ。その仲睦まじい姿が描かれるあたりで
まず人とは異なる姿のオークも人と変わらない生き物であることを示しています。

その後、彼らを含むオークたちはグルダンによる魔術によって
アゼロスへのゲートを開き侵攻していきます。

ここで面白いのが、ファンタジー作品でありながら
オークの住んでいた世界アゼロスとは異なる世界。
つまり異次元の世界へ移動したところにあります。
またアゼロス多元世界という表記もあり、SF色を感じるところ。

アゼロスの陣営はアライアンスと呼ばれ
人間を中心にエルフ、ドワーフあたりが登場していたと思います。
中心となる人物は兵士長ローサーレイン王魔術師見習いのカドガー
レイン王見覚えあると思ったらドミニク・クーパーじゃないですか。
彼はアイアンマンの父親ハワード・スタークの若かりし頃を演じています。

ファンタジー要素と効果の出来はすばらしい

剣も魔法も存在するファンタジーであるゆえに魔法のエフェクト
ファンタジー世界特有の世界観表現を手を抜かないわけにはいきません。
今作で魔法を使った人物は3人登場していますが、
火や雷の魔法といったありがちなものから、
本作で闇の魔法といわれるフェル生命を奪う表現もしっかりしています。

また、グリフィンや人一倍大きなオオカミといった
動物たちの表現や挙動もリアルです。
アゼロスの中心であるストームウインドの街並や、
空中都市は昔プレイしていたMMORPGに引き込まれる気持ちでした。

丁寧に表現されているはずなのに

全体的に観て出来はいいし、三部作作りたいという監督と同じく
続きが観たい、と思える作品でした。
というのもこの作品はアゼロスとホードの対立はこれで終わるわけでもなく
各勢力の次の世代がまた絡み合う大河ドラマなんですね。
一部原作と異なるキャラクター設定もあるみたいですが、
そのあたりはそれで良いドラマを見せてくれました。

問題はこれ泣けるところなんだよね?で泣けない
この手の作品はキャラクターが多く登場するゆえに、
「この人物はこういう立場でこんな人だ」
と順に丁寧に見せていかないといけないんですね。
その点は出来ていたと思うんですけど、
あまりにその人の背景とか掘り下げていないので泣けなかったのかな。

そういう意味では原作知らない人からしたら
この展開どういうこと?と思えるシーンがいくつかあること。
特にアゼロスの守護者、メディブ周りの設定ですね。
原作知らない人でも楽しめる配慮していたダンカン・ジョーンズにしては
抜けてたのかなーと思える部分でした。

あとね、ハーフオークガローナ武器の持ち方がひどい

それを差し引いても物語の展開は飽きることなく観れた
次の世代の物語が気になる幕引きで本当に三部作やって欲しい作品でした。