孤独な者達が結束して戦う「ジャスティス・リーグ」を観てきました【感想・レビュー】

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あ、ワンダーウーマンのレビュー書けてないのな...。
それでも試写会で観れたので早速レビューしていきます。
といいつつ間に合いませんでした(

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ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、スーパーマンの捨て身の行動に影響を受け、再び人類を信じるようになる。彼は新たな相棒ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)の手を借り、強敵との戦いに備えて準備を進める。バットマンとワンダーウーマンとしてお互い協力を約束した彼らは、共に戦ってくれるヒーローたちを集めるが……。

- シネマトゥデイ -

マーベルシネマティックユニバース(MCU)でいう
アベンジャーズ!
DCエクステンデッドユニバースのお祭り的作品のはずです。
というのもMCUと違って、こちらはヒーローが割かし真面目なので
あまりコミカルにはならない作風。
コミカルに描いていたスーサイドスクワッドでさえ、個々のキャラクターは可愛かったりカッコ良かったりしてたんですけど全体的にはなんともはや...

この時はそこそこ良かったんじゃない?と思ってる。
マーベルがヒーローがフザケてヴィランが真面目なのに対して
DCはヒーローが真面目でヴィランがフザケている(というか頭のネジとんでる)
という真逆の構図なのも一つの要因かもしれない。

とはいえ前作のワンダーウーマンはなかなか良い出来でした。
ダイアナは現代では余裕のある美人さんですけど、
過去の彼女は身体的には変わりないのに少女じみていたのが可愛らしかった。

 

では監督及びキャスト。

監督はザック・スナイダー
マン・オブ・スティールバットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生の監督を務める同ユニバースの主要作品を携わる。
ドーン・オブ・ザ・デッドやウォッチメン

ブルース・ウェイン/バットマンベン・アフレック
昼はウェイン・エンタープライズのオーナー
夜はゴッサムシティに巣くう悪と戦うバットマンの顔を持つ大富豪。
幼少時両親の死以来自分の信じる正義に准じたが脅威の出現とスーパーマンに死をもって信念を新たにする。
アルゴでは監督業も兼業しつつトニー・メンデスと主演を務めるなど俳優業もこなす。ゴーン・ガールではニック・ダン夜に生きるではクリスチャン・ウルフを演じる。

ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンガル・ガドット
ゼウスヒッポリタ女王の間に生まれたアマゾン族の王女。
故郷セミッシラを旅立ってからはアンティークディーラーとして人間の世界で過ごす。
旅立ってからナチスドイツに潜む裏切りの神アレスの討伐を描くワンダーウーマンが前作に当たります。
ワイルドスピードシリーズジゼル・ヤシャを演じる他、Mr.&Mrs.スパイではナタリー・ジョーンズを演じる。元々兵役経験がありそれがワンダーウーマンのアクションに役立っている。

アーサー・カリー/アクアマンジェイソン・モモア
地上で育てられた水陸両棲のアトランティス人
超人的身体能力と水を操る力を持つメタヒューマン。
ジェイソンはドラマ、スターゲイトアトランティスロノン・デックスゲーム・オブ・スローンズカール・ドロゴを演じている。

バリー・アレン/フラッシュエズラ・ミラー
セントラルシティの学生で雷に打たれて超高速の力を得たメタヒューマン。
単純に速いわけではなく別次元から運動エネルギーを引き出す事で様々な力を行使する。
昨年2016年のファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅ではクリーデンス・べアボーンを演じた。 

 

ビクター・ストーン/サイボーグレイ・フィッシャー
フットボール選手として活躍してたが事故で機械化することで死を免れた。
高いIQを持ち、機械化したことで更なる知識を得た。またハッキング能力に長け、様々な電子機器や未知のものを操作する。
バットマンvsスーパーマンジャスティスの誕生にて映画初出演。それまでは舞台俳優として活躍していた。

アルフレッド・ペニーワースジェレミー・アイアンズ
ウェイン家に使える執事。
通常の執事業務の他、バットマンのオペレーターも務める。
アサシン・クリードアラン・リッキーハイ・ライズアンソニー・ロイヤルなど演じている。

クラーク・ケント/スーパーマンヘンリー・カヴィル
クリプトン星の滅亡から生き延び地球で育てられた。ゾッド将軍との戦いで超人的存在を脅威と受け取られ世論の的になる。ドゥームズデイとの戦いで命を落とす。
DC作品以外ではコードネームU.N.C.L.E.ナポレオン・ソロを演じている。 

ロイス・レインエイミー・アダムス
デイリープラネット社に務める新聞記者でクラーク・ケントの恋人。
クラーク亡きあとは一面を飾るような記事を書けないでいる。
ノクターナル・アニマルズスーザン・モンローメッセージルイーズ・バンクス、2014年にはビッグ・アイズマーガレット・キーンを演じている。

 

主要人物の紹介は以上です。
キャストにスーパーマンがいるというのは回想とかで出てくるんでしょうね。バットマンVS〜で命を落とした彼ですが、ジャスティスリーグのメンバーにいないのもおかしいのでどこかで都合良く復活するやろ?と思ってますけども。

では感想に参りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冗談が言えるようになったDC作品

一段と面白くなったじゃないですか!

バットマンVSスーパーマンも良かったといえば良かったんですよ、レックス・ルーサーとか。いや、でもこれはその作品も合わせれば一つの完成された作品じゃないかな、とも思えるんですよね。
件の作品の曖昧になっていたところが繋がったようにも思えます。というか前のは説明不足だったんだよ!今回はある程度説明されていたと思うので良しとします。
でも現状ぼくはワンダーウーマンが同世界観の中では好きです(最後のビーム除く)

サプライズも用意してたし、
戦闘シーンも各キャラクター大体見せ場があった。
ワンダーウーマンの純粋な超人的パワーは分かりやすいですし、フラッシュの超高速とよく分かんない電撃っぽい攻撃もスピード感があっていい(走り方ダサいけど)サイボーグはアクションより機械ゆえのビームとかハッキングスキルとか、アクアマンは外見は目立ってた割に槍投げる、突くくらいだったような。バットマンはメタヒューマンという超人ばかりのチームで一人だけ普通の人なので基本援護みたいな形ですが、バットモービル他メカの操縦となるとカッコいいよね。

そして何より素晴らしいのはヒーロー側も冗談が言えるようになった
マジの戦闘シーンでもコミカルな場面があるのは面白かった。
今回の敵がどっちかっていうと真面目なのでバランスとったのかもしれん。

気になるといえば序盤のスカウトパートが長いのと、
敵が明確にもならんのにチーム作るぞ!と意気込んでいる、突然敵の詳細を語られるという置いてけぼり案件。説明しろとは言ったが遅いぞ!

画的には結構暗いシーンがあって気になったが
少なくとも前回の不毛な俺の正義のが正しい喧嘩より面白くなった。

とにかく各々のキャラクターが光る作品だった。

本作序盤のスカウトが長いのが気にはなりましたが
ジワジワとヴィランのステッペンウルフの登場もありますし
ヒーロー一人一人に焦点が当たった作品になったと思います。

バットマン

元々既に長いキャリアを積んで歳でありながら
ワンダーウーマンと共に仲間を集めた彼。
それもスーパーマンとのいざこざと彼を失ったが故の行動でした。
彼はこの20年間で様々なものを失って来たこともあり、
自身の正義ばかり信じて誰一人信じることが出来なかった...彼もまた年を経る毎に孤独になっていた人物だと思います。
そんあ彼が今回は自身の役割を理解してヒーローたちに指示を出して行きます。

周りが超人過ぎただけあってあまり目立たないけどガジェットを使ったトリッキーな動きは健在で活躍するごとに喜ぶのは単純にバットマン好きなだけかもしれない。
前回自信家だった彼もスーパーマンを殺してしまったことに罪悪感があってか強く出ず葛藤してしまうのはある種のバットマンらしさですね。

ワンダーウーマン

渡英して仲間とともに戦い、仲間や愛する者を失った彼女
そこからは世界と一線を置き孤独に戦っていた彼女でしたが、
スーパーマンを失ったことでバットマンと協力し、
強大な敵に仲間と共にまた歩むことを決めました。

そんな彼女は最初から大活躍ですね。
おそらく出番はメンバーの中で1,2を争う活躍具合です。
冒頭のカルトテロ集団からの人質救出の際のアクションがカッコいい。
あとはバットマンが戦略的な指示を出すのとは別に彼女はチームのまとめ役として精神的な部分を担っているところ。それも相まって各々のメンバーとの連携も見どころ。
気になるのはステッペンウルフの説明を突然してくるんだよな...来る敵分かんなかったから語ってくれなかったのかな。

フラッシュ

彼自身が承認欲求が強く、認められたいという意思の元行動します。
服役中の父親にしても冤罪だと信じてそれを立証しようとしている...のかな。
そのせいか一人孤独な思いを抱えているようでした。

今回フラッシュ一番良いスパイスだと思っていて、
彼自身は肉弾戦に近い戦闘経験は皆無で自身の能力に偏ってるんですね。
でも行動が速くて適切な行動が出来てるんですよね。

超高速はもちろん、電気を起こしたり、敵を電撃のような攻撃で倒したり
超高速は反応も良いようで速く動けるということは速く反応出来るということのようです。超人的速度の相手に何度も素早く反応して避けていました。
肉弾戦はダメダメなのに...。

それに他のメンバーが全員お手上げの状態で唯一機能したりするのもおいしい。
なんだかんだメンバー全員にムードメーカーとして絡めるのもおいしい。

アクアマン

小さな村に魚を大量に運んでいた彼。ブルースの勧誘をあっさり断ってしまいます。
それはアトランティスの王子でありながら地上で育てられ、周りを信じることが出来なかった。ブルースも彼には似たようなものを感じていたのか、孤独であることが力であるという彼の言葉を否定します。

水を操り魚と話す(正確には海が語りかけてくるらしい)彼は地上でも力の限り戦う姿は豪快で気持ちのよいキャラクターでした。
問題は地上での戦闘のせいか槍での超人的戦闘にしか目が向かず、ワンダーウーマンなどと対等に戦う姿はあれど目立った活躍がなかったのが残念です。
覚えてるのが空中から槍をぶんなげて敵モブにぶっ刺しーの足場にしーのサーフィン!的なところなんだよな、それも結構地味なんだよな。

サイボーグ

致命的な事故により父親によって改造されて一命をとりとめた彼
改造も本作のキーアイテムであり凄まじい力をもったマザーボックスの力を持ってしてでした。この力で次第に新たな力が備わって行き、どんどん人間離れしていく自分に思い悩むことになります。死亡扱いとなり、生きているのを知ってるのは父親だけ。
彼が孤独な思いを抱えて行くことは当然だったでしょう。

そんな彼もチームに加わる事で自分とは異なる者、
他人とは異質な者達と関わることで救われていきます。またバリーとは同世代とあって互いに少しずつですが歩みよっていきます。
彼の力は自身の身体が武器と化すこともありますが、一番に電脳能力ですね。元々IQが高かったことに加えて常にネットワークにアクセス出来ることもあってどんどん知識をつけ、探られていたブルースとダイアナを逆に調べたり、自分の重要な情報を隠蔽したり、バットマンのマシンをハッキングして操縦したりとなんでも出来てしまう。

先に言った通りどんどんアップデートしているので
今後も新たな力に目覚めるかもしれない、楽しみ
彼の本意ではないと思いますが...。

 

文句なしとは言えないけど個人的には大躍進

思い返せばすっきりしない事案はあれど全体的には楽しめた。
ジャスティスリーグとしてこれであっさり結束はしないかもしれない。
でも、各々のキャラクターが絡んでコミカルな場面もあればカッコ良く決めるシーンもあったので今後もそのあたりは期待出来そう。
戦闘シーンはそれぞれの見せ場もあったし、
連携して戦うところも見れたのでなかなか楽しめました。

あとバットマンVSスーパーマンで思い出したんですけど
既にこの時点で今回の敵に関してブルースは夢で見てたんですね。
他にも会った事もないのにブルースの目の前にフラッシュが現れて警告するシーンとか説明不足で何を描いているのか?と思っていたけど繋がってた。
フラッシュに関してはどこかの説明で時間移動能力で未来からやってきたらしい、多分今後に繋がるのかな。あとスーサイドスクワッドフラッシュキャプテン・ブーメランを捕まえてましたね。

フラッシュのことしか語ってないな...。

この調子で次回作も頑張って欲しいですね。

 

満足度:★★★★☆(6/10)

低く観てるけど一連の中では良い評価ですよ、ホント。