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音楽家師弟の狂気、エンタメの多様性を表現した「セッション」をやっと観た。

ディスク化したものを観た分は「やっと観た」シリーズとしよう。
もっといい名前あったらそれにします。

今回はディスク化されても話題性の強かった「セッション」

  • とにかくすごい
  • 最後の9分
  • 狂気

これだけのキーワードで気になっていたタイトルです。

 

名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。

- シネマトゥデイ

 

最初のキーワードからぼくは
「狂気の教育だけど最後の9分で晴れ晴れとしたどんでん返しが待ってる」
と思ってました。
そうであれば見応えがあるぞ!とばかり

決してそんな作品ではありません。

消去法であなたの予想を一つ潰しました。
それでもネタバレはしないので、じゃあなんなんだ?と思って観てください。

ただし、この作品は好みを選ぶ作品です。
個人的にはストーリーだけとって観ると好みじゃない。
実は劇中でもこんなセリフがあります。

「音楽は勝ち負けなんてなくて人の好みだろ?」

まさにその通りで、終わったところで良い悪いの二択ではなく多くの答えが返ってくるだろう...そう思わせる作品です。
芸術なんてものは10人が鑑賞すれば10の答えが出る。
映画レビューだって多種多様でしょ?

 

鑑賞前にあなたは先入観を捨てるべきだ。
これは音楽を通して狂気が壮快なエンドロールに導く映画ではなく
音楽を通して師弟がぶつかり合うバトル映画だって...
ぼくはそう解釈することで少し面白さを得た気分。
そしてエンドロールを観る頃にはこう思うはずだ。

「魅せるだけ観せて置いていかれた」

それでもぼくは未だにどんな気持ちでいればいいのか分からない。
観てすぐ書いている今でも未だにわからない。

 

そういえば知人が「ブラックスワン」みたいな作品だと言ったけど
未視聴であらすじを観る限り違うんじゃないか...
今度機会があった観よう。