ガルム・ウォーズにも利用されたタックスクレジットってなにさー?
カミキユキ(@KamikiYuki)です。
驚く事に昨日のアクセス数がいつもの倍になっていました。
ありがたやありがたや。
みなさんはタックス・クレジットに聞き覚えありませんか?
ぼくは全然なかったさー
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実は先のガルム・ウォーズですが
この作品はタックス・クレジットという制度を利用して作られています。
それだけじゃなくて予算の大きな映画は少なからずこれを利用しています。
タックス・クレジットってなんぞや?
タックス・クレジットとはいわゆるインセンティブ。
政府や地方自治体が発行する補助金や税額控除措置です。
GODZILLAやアバターもこれを利用して作られました。
というかハリウッド映画はほぼこれを利用していると言っていい。
この制度でなぜ補助金をだしてくれるかというと
その地域の雇用が増えたり、飲食店や宿泊地などの利用が増えて経済効果を生み出すから。また、ロケ地という看板も出来て観光地として潤う。
気に入れば移住してくる人も出てくる。
この制度は国や州ごとに仕組みが異なっています。
ガルム・ウォーズの撮影はカナダで行われました。
カナダのタックス・クレジット制度が面白いのは、中央政府ではなく各州政府がそれぞれ独自の制度を敷き、互いに競い合って各国の映画製作を誘致している点にある。
本作の製作を通じて、カナダでは「映画製作を誘致して地場産業を活性化させる」という施策への理解が市民レベルで浸透していると実感した。
- ガルム・ウォーズパンフレットより抜粋 -
ガルム・ウォーズの製作費用は20億円。
それをタックス・クレジットでおさえたそうですが、カナダに渡ったにも関わらずブルーバックで撮影しろだ、実際のカナダの風景を撮影するには更なる費用が余儀なくされたようです。
ここまで来たらベットして完成させるか降りて何もなくなるかなのでしょう?
あれ、これ最近ジャンプで読んだマンガに書いてあったような、それともインタビューだったか...引用元見つからない
成功した国、ニュージーランド
タックス・クレジットで成功したのはニュージーランドと言っていい。
ロード・オブ・ザ・リングシリーズが同国で撮影されたのは有名な話。
同じくホビットシリーズも同様に撮影。
ニュージーランドは広大な自然が残っており、
先の映画で言えばホビット庄と呼ばれるロケ地もあります。
大きく貢献しているのは周知の事実。
また、ナルニア国物語、第9地区、キングコング、ラストサムライも
ここで撮影されています。