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大事なものを代償に寿命を延ばす「世界から猫が消えたなら」を観てきました。【感想・レビュー】

映画 映画-邦画 劇場鑑賞 レビュー

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カミキユキ(@KamikiYuki)です。
猫派のぼくはカワイイ猫に釣られて観に来ました。
「世界から猫が消えたなら」
感動ものながら結構ぶっとんだ設定です。

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ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。

- シネマトゥデイ -

映画プロデューサーの川村元気

最近では寄生獣2部作バクマン。のプロデュース
アニメ作品でもバケモノの子などをプロデュースしている。
そんなプロデューサー業とは別で作家として書き上げたのが
今作「世界から猫が消えたなら」
ファンタジーですが、主に家族や人との繋がりをみせたドキュメンタリー。

内容は彼自身が体験した何かを失くしたエピソードをまとめたもの
それを失くしたことで気付いていくものに気付き構想を練ったそうです。


気鋭の映画プロデューサー、川村元気による初小説『世界から猫が消えたなら』 : コラム&エンターテインメント : マリ・クレール スタイル …
アーカイブされた 2013年5月1日 06:03:20 UTC

僕/悪魔を佐藤健、彼女役を宮崎あおい
僕の父親を奥田瑛二、母親を原田美枝子、
そして僕の親友役を濱田岳が演じる。

そして欠かせない飼い猫パンプくんが熱演
(パンフレットで「ボク」と一人称づけているのでオスと思われる。)

もし1日の寿命と引き換えに何かが世界から消えてしまうなら...

この作品は世界から何かがなくなったらどうなるか、をコンセプトにしています。
この失う、というのは世界からなかったことになるのです。
世界から電話が消えたら、どうなるか
世界から猫が消えたら、どうなるか
なかったことが当たり前になる世界ですが
あったものが突然なかったことになる、というのは
それをキッカケに繋がった関係もなかったことになるのです。

そうやって僕と人との関係性は失われていきます。

映画との関係性

と親友ツタヤ(濱田岳)映画マニア
彼らが出会ったのも映画が好きで声をかけたのがキッカケ。
僕の元彼女(宮崎あおい)も映画がキッカケ。
彼女は現在映画館ミナト座に務め、そのビルに住んでいます。
ゆえに多くの映画作品が劇中登場します。
メトロポリスブエノスアイレスライムライトなど
映画の名セリフが登場したりと、旧来の映画ファンも気になる...かなぁ

ラインナップ観てるとぼくももっと色んな作品みないとな、て思う。

世界から何かが失われるVFX

この手の映画は日本映画ならではのコストがあまりかからないイメージですが
映画ゆえに分かりやすいVFXを用いています。
それは世界から何かが失われる時。
最初に1日の寿命と引き換えに世界から消えるのは「電話」
目の前でスマートフォンが粗い泥のようになっていきます。
電話ボックスは突然はじけ、ケータイショップは看板が別のお店に変わっていく。
同じように代償となって消えるものは地味だけどダイナミックな表現で姿を消していきました。

僕/悪魔の1人2役の佐藤健と名演パンプくん

佐藤健僕と僕そっくりの悪魔を演じる。
優柔不断な僕と言いたい事はすぐに口にするし口が悪い悪魔を演じ分けている。
当初僕の演技は微妙だなと感じたんですけど、次第にそういうキャラクターなんだなと理解。ちなみに悪魔は指を長くしており、演技上仕草として意識して指を見せているとか。

そして僕の飼い猫成猫を演じたのがパンプくん。
何がすごいかって自転車のかごに乗って走っても平然としてるんですね。
どんなにリテイクしたのかと思ったけどそんな何度もでもないっぽい。
ウチの歴代飼い猫は1匹だって出来ない芸当です。

ちなみに子猫はまた別の猫が演じているようです。

いやー泣きました

泣かせる映画なので当たり前なんですけど。
結構泣かされました
演技で泣かされたスポットライトとは違い、
要所要所で泣かされた本作。失う事で関係性を失うシーンで繰り返し。

一番泣いたのはツタヤ寿命を伝えた直後のシーンですね。
いやー劇場だと隣に連れがいても堂々と泣くに限ります。
鑑賞前の評価がよくわかんないけど低かった分、点が高いです。
観に来てよかった。

 

ちなみに2013年にラジオドラマとして放送されたようです。
僕/悪魔役には妻夫木聡、ちょっと聴いてみたいキャスト。
オーディオブックでは小野大輔...これも聴いてみたい。