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過去へと巻き戻る「僕だけがいない街」を観てきました。

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カミキユキ(@KamikiYuki)です。
毎週最新映画を観ていて社会人だからと言ってここまで利用するのも珍しいのではないでしょうか。まぁ趣味が映画鑑賞という人は最低でもここがスタートラインなのでしょう。
日本人は趣味でも度合いが本気じゃないと名乗れない、公言出来ない性質ですよね。
かくいうぼくもそうです。息がつまります。

今回は「僕だけがいない街」を鑑賞してきました。

 

 

 

パッとしない漫画家でフリーターの藤沼悟(藤原竜也)は、事件や事故を看破するまで時間がループする現象・再上映(リバイバル)が起きるようになる。何度もリバイバルを経験する中、母が何者かに殺害され彼は突如18年前に戻る。小学生のころに起きた児童連続誘拐殺人事件と母の死の関連に気付いた悟は、過去と現在を行き来しながら事件の真相に迫っていく。
- シネマトゥデイ -

 

概要

本作はヤングエースで連載されていた三部けい原作を実写映画化。
原作は2012年7月号から今年2016年4月号まで連載。

 

2016年1月よりテレビアニメで放送されています。
同時に実写映画も進んでおりました。

原作は未読です。
実は漫画単行本は以前から目にしていて気になっていたんですけど
タイトルからホラーではないにしても主人公が死んで幽霊にでもなったあとの話なのかな、と適当に考えておりました。
アニメ化のおり興味があって毎週観てました。

主演は藤原竜也

彼が演じるとなんでも悪人的な、陰のある人間が多いですよね。
デスノートやカイジ、インシテミル、藁の盾、MONSTERZあたりは納得してしまうようなキャスティングなんだよな...
そして何かしら絶叫です。もうネットでのテンプレ。
しかし最近では「るろうに剣心」で志士雄真の怪演。
ドラマ・映画と主演した「ST」はそこそこまともキャラではなかったでしょうか。
ST偶然1話だけ観ただけなんだよなー
軽くパンフ読んだんですけど、彼自身「人殺したり操ったり、特殊能力持ってたり」の原作映画に縁があることはご自覚のようです。

よくぞ120分におさめました。

まず比較としてアニメ版で比較させていただきます。
原作は読んでないので...
この作品は現代である29歳の2006年と
リバイバルで戻る過去、11歳になる1988年の二つの場面があります。
過去のお話が大幅に削られており、重要なキャラクターも絞ってます。
それでも2時間に収められたな、と。
そもそも漫画版を1クールのアニメに落とし込んでるのにも大変なのに120分に落とし込むのだから大変ですよ、そりゃもう。
その分改変も省きもあります。
そもそもラストはオリジナルのエンディングです。
アニメ版は次で最終回なのでどう違うのか楽しみです。

ちなみに原作持ってる友人の話では「アニメ版はうまくまとめている」とのこと。

キャストについて

小学生時代の藤沼悟役である中川翼くんは昨年デビューしたばかり。
また中身は2006年当時の悟なので難しい演技だと思いましたが素晴らしい演技でした。
おなじく雛月加代役の鈴木梨央ちゃんは「八重の桜」で注目を集め、「あさが来た」の出演しているだけあり孤独な少女を演じています。例の朝ご飯のシーンは良かった。
彼女は声優としても「リトルプリンス星の王子さまと私」に吹替で出演し
日本史上最年少でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩いたそうですね。
大人の藤沼悟役の藤原竜也や片桐愛梨役の有村架純はそれぞれ彼ららしい演技と言ったところ。
ハマり役なのは八代学役の及川光博。小学生にとっては男女ともに憧れる先生に見えるのではないだろうか。彼の終盤のメイクもらしく出来ている。
同じく良い母親をやっていた藤沼佐知子役の石田ゆり子。何年経っても若いなぁ美しい。
てかミッチーと同い年なのか、二人して年相応に見えず若い!

気になる演出と舞台

観ていて気になったのは演技というよりシチュエーションの行動。
あの流れでそういう状態で電話するのか?とかあとカメラも気になる。
過去の話は北海道石狩市なので3月でも雪が降ってるだろう。
しかしあんな積もり方なのか疑問に残るんですよ。
パラつく程度の粉雪で気温が低ければうっすら地面にかかったような状態なんだろうか。そうでなければ舞台を用意するのになかなか難しいところなのでしょう。

そこんことどうなんですか?石狩市の皆さん
...あ、1988年当時だと気温も違うよな....

全体的な感想

一言でいうと普通。
この作品ってリバイバルという巻き戻し能力を用いて未来を改変するSFものに思われがちですが根底にあるのは大人の社会と子どもの社会、行動することで人を動かすと言ったことだと思うんですね。そして真犯人は誰なのかという謎解きよりも身体は子どもという状況でいかに事件を阻止するかが先。
ぼくとしてはそういう意識でアニメも観ていたので気にしてなかったな、犯人。
あっさり大本の真犯人を捕まえればいいんですけど、所詮子どもだし、大人にように信用されません。肉体的にも勝ち目はありませんし。
確かに終盤の悟の行動には疑問も矛盾も感じますけどこの導線なら仕方ないのかもな。
あと確かリバイバルって例の連続誘拐殺人事件以降って設定ですよね?
そのあたり一切説明なかったですね。
心理描写というかキャラクターの背景などが削がれているのもあるのかあまり心動かなかったですね。え?ぼくが鈍感なだけですか?
それでも大筋を描いてるのでお話として成立したので良かったかなと。
これ...ラストは悟にとっては悲劇ではなく選んだ結果なんでしょうね。

...いえ、なんでもないです。