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宮沢りえに惚れてまう「湯を沸かすほどの熱い愛」を観てきました【感想・レビュー】

映画 映画-邦画 レビュー 劇場鑑賞

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カミキユキ(@KamikiYuki)です。 
改めましてあけましておめでとうございます。
本年も映画レビューほか更新していきますのでよろしくお願いいたします。

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1年前、あるじの一浩(オダギリジョー)が家を出て行って以来銭湯・幸の湯は閉まったままだったが、双葉(宮沢りえ)と安澄(杉咲花)母娘は二人で頑張ってきた。だがある日、いつも元気な双葉がパート先で急に倒れ、精密検査の結果末期ガンを告知される。気丈な彼女は残された時間を使い、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする。
- シネマトゥデイ -

昨年10/29に公開されたタイトルですが、
広島では今年1/7より公開となりました。待ち遠しかった。
みなさん高評価なので気にはなっていました。
そしてこの予告編を観る事で

「これ、観に行こう」

となったにも関わらず年明けるまで待つ事になろうとは。
宮沢りえ熱の強い同僚も映画フライヤーを職場で堂々と置いていました。

 

監督は中野量太
全然知らない監督さんですが、出世作はチチを撮りに

主演は宮沢りえ
いくつになっても美しいです。
年齢を感じさせないのも魅力の一つですね。
とはいえ、印象的な作品があがらない。
幸野双葉という気丈で愛情深い母親を演じます。
銭湯を営んでいましたが、主がいなくなったことで休業し、
ベーカリーのパートで切り盛りしています。

 

以下双葉の家族や大きく関わるメインキャスト

共演には学校でイジメにあっている娘、安澄に杉咲花
1年前に失踪した夫、一浩にオダギリジョー
安澄の腹違いの子、鮎子に伊東蒼
バックパッカーの青年、向井拓海に松坂桃季
一浩を見つけた探偵、滝本に駿河太郎

 

 

笑いあり涙ありの血を越えた絆

久しぶりに泣けた映画やった。
余命宣告された双葉が落ち込むことなく、家族を立て直す様子は母親だけでなく一人の女性として力強く感じるし、周りへの気遣いや行動に心動かされるものがありました。
それと同時に影響される人々の双葉に対する行動は響きました。
何よりラストシーンがやばい。

一番泣いたのはイケメンだけどどこか抜けていて優柔不断な夫、一浩が双葉に自分の覚悟を伝えるシーンですね。あそこは周りのメッセージに笑いを含ませて普通のやりとりのようだったのに一気に涙腺緩んだ。

もちろん、ところどころ笑えるシーンがあるのも魅力の一つで
コミカルに笑えたり、微笑ましいなと思えるシーンが多数あり。
双葉が一浩をオタマでぶつシーンもちゃんとオチがある!

魅力的なキャラクター、双葉

この映画において語らずにはいられないのが宮沢りえ演じる双葉です。
彼女は余命宣告されて一人泣きすがっていましたが、娘の声を聞くと即座に残る時間を悔いがないようやるべきことをやろうとする姿は強い人だなぁと思うし
知り合って間もない探偵にも遠慮なく剃り残しを抜いたり、ネクタイを正したり、バックパッカーの青年に目標を与えたりと距離が近くなる感覚。そんな行動をされて惚れないわけないやろ。これでよく一浩は腹違いの子が出来るような行動をとれたもんだ。

そんな気丈で心優しい人も、気が緩むこともあれば、
家族のメッセージになけなしの声で泣きじゃくることもある。
心苦しめられるキャラクターでした。

 

また、メインキャスト一人一人の背景や
キャラクター性もしっかり説明されているところは○。
イジメにあっている安澄も失踪している一浩も、
探偵の滝本も突然問題提起されているわけではなく、
事前にさりげなく知ることのできるシーンが垣間見える。

同時に印象に残りやすいキャラクターを出しているのもポイント。
どこか抜けたイケメンの夫、一浩に
宛もなく旅をするバックパッカー、だけど....な拓海。
多分最終的に拓海が一番面白いキャラクターかな。

ムダのないストーリーとミステリーを思わせる伏線

もうね、この言葉通りで語るべきことがない。
大筋を観てもこれが「ムダがない」っていうんだろうなぁ。
松坂桃季が登場して身の上話を語るところまで来て、ここ必要なのかなとか思ったんですけど、後に語られる双葉の家族や彼女の過去、終盤の展開からして彼の登場は良い味付けになったんじゃないかと思います。

ここを含めても随所に伏線が張られています。
序盤の双葉の味噌汁の味が違うと話すシーンや、送られてきたカニ
双葉から安澄へのプレゼントである勝負下着まで多くの伏線が張られ、
分かるように回収されていく展開はミステリー映画でもなく、推理とか苦手という人でも謎を解いていく快感が得られるという別の感覚でストーリーが楽しみ方が出来ます。
また回収していくことで双葉という人物がどのように生きて今の家庭があるのか分かってきます。

中でも鮎子の回想シーンがそのまま双葉の過去の伏線に使用されるとは思わなかった。こればっかりはあまり語れないのでぜひ本編を観て欲しい!

そしてこの物語最大の伏線はタイトルであり、
この一家が銭湯を営んでいる点ですね、これがあんなラストに繋がるとはね。
これも本編をぜひ観て欲しいところです。
ここネタバレするわけにはいかんとです!