とうとう来たぜ3度目のお祭り「アベンジャーズ/インフィニティウォー」を観てきました【微ネタバレ・感想・レビュー】

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アベンジャーズ
それはマーベルのお祭りである。

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それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、スパイダーマン(トム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが……。

- シネマトゥデイ -

とうとうインフィニティストーン完全フォーカスの時がきました!
今までマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)についてはこちらをご覧ください! 

現在フェーズ3の佳境。
シビルウォーというアベンジャーズ分裂から始まり
再び集まる感じがしますが果たしてどんな展開になるんでしょうか。

アベンジャーズなのでフェーズ3の作品はどれも重要なエピソードです。
各々のヒーローの経緯という意味では...。
とりあえず、こいつ誰だっけ?だけ回避したければ

  • ドクターストレンジ
  • スパイダーマン
  • ブラックパンサー

これら新規ヒーローのおさらいはしても良いかも
ってなんで鑑賞のハードルをあげているんだ!?
3作品とも素晴らしいクオリティとストーリーなのでオススメです。
ぼく個人でいうとアベンジャーズから遡って
最終的に映画作品は全て網羅したので
ここから様々なヒーローに派生するのも良いかもしれません。

本作はこれまでに登場したインフィニティストーンが揃って
アベンジャーズ1作目を始めとして登場していたサノスがついに動き出します! 

 インフィニティストーンというのは宇宙が誕生した時に出来た6つの石を指すものでそれぞれ象徴する力は異なりますが、大きな力を秘めています。
例えば分かりやすいのは最近のドクター・ストレンジに登場したタイムストーン時間を止めたり巻き戻したり出来る力。他にも心を操作するマインドストーンや、純粋な力を指すパワーストーンなど。他スペースストーン、ソウルストーン、リアリティストーン...これが6つ揃うと宇宙を意のままに出来ると言われています。

そして注目なのは今までで一番豪華なキャスト陣!
ヒーロー多すぎ!
2時間30分くらいあるよね?それでも足りるの?

とりあえずキャスト陣詳細よりも
キャラクター紹介をしておきましょう。

まずは監督ですね。
ルッソ兄弟アンソニージョーの二人の監督です。
大々的にはシビルウォー/キャプテンアメリカから各々のヒーローの立場を見事に演出しました。本作でも楽しみです。

地球・協定賛同派

シビルウォーにてソコヴィア協定*1に賛同サインしたヒーローたち

アイアンマン/トニー・スターク
発明家・資産家・ヒーローのMCUにおいての中心人物
プレイボーイだったが丸くなり、更には引き継いだ社長ペッパー・ポッツと結婚。
まだ子供はいないのにピーター・パーカーに対して親心が垣間見える。
開発したアイアンアーマーは50にのぼった。

スパイダーマン/ピーター・パーカー
トニー・スタークにスカウトされシビルウォーより参戦
トニーには子供扱いされアベンジャーズ加入はまだだったが、
バルチャーとの戦いを経て親愛なる隣人としての自覚と
ヒーローとしての覚悟を垣間見せた。
非常におしゃべりで随所に映画ネタをぶっこむ。 

 

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
スパイ教育を受けたS.H.I.E.L.D.のエージェント。
ブルース・バナーとイイ感じだったが離れ離れに
シビルウォーでは最終的にキャプテンを逃しちゃった

ウォーマシン/ジェームズ・ローディ・ローズ
トニー・スタークの親友にして軍人
シビルウォーで足に大怪我を追う。

ヴィジョン
トニーとブルース、マインドストーンで完成した新たな生命体
人格はトニーのA.Iジャービスがアップデートされている。
マインドストーンの力に翻弄される。

ブラックパンサー/ティ・チャラ
ワカンダ王国の若き国王
国として協定に賛同しているしスティーブ逃亡の際にトニーに協力している。
最終的に一連の事件の真相を経てスティーブたちを匿っている。
ブラックパンサーでは王国の真実と国内の騒乱を機に開国を決意

 

地球・協定否定派

シビルウォーにてソコヴィア協定にサインせず
アベンジャーズを離反したヒーローたち。
一度ワカンダ王国に庇護された描写がある。

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
第二次大戦で活躍し70年間眠りについていた強化人間、もう一人の中心人物
シビルウォーにて協定に賛同出来ず、更には親友バッキーが指名手配されたことを引き金に離反する。

ウインターソルジャー/ホワイトウルフ/バッキー・バーンズ
第二次大戦中スティーブと共に戦った親友
死んだと思われていたがヒドラに洗脳され暗殺者となり指名手配で追われる過程で徐々に記憶を戻っていく。ワカンダ王国に匿われて洗脳治療を受けていた。
ワカンダの子供達にはホワイトウルフと呼ばれている。

ファルコン/サム・ウィルソン
キャプテン・アメリカ/ウインターソルジャーから登場したスティーブの理解者
ウイングパックという翼のユニットを装備して空中戦を行う。

スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ
エイジ・オブ・ウルトロンにて登場
元ヒドラの能力者で弟のピエトロと共に実験で能力を得た。
弟を失ってからはアベンジャーズに身をよせていた。

なおアントマン/スコットラングホークアイ/クリント・バートンはシビルウォーで協定否定からのキャプテンと共に反抗したので捕まったままです。
あれ...ファルコンスカーレットウィッチどうやって出てきたんだっけ...。

地球・その他

ヒーローとしてはソコヴィア協定に関与してないヒーロー

ドクター・ストレンジ/スティーブン・ストレンジ
天才外科医だったが怪我になった経緯から魔術師
更にはタイムストーンの守護者となった。 

 

宇宙・アスガルドサイド

アスガルドの移民船
マイティ・ソー/バトルロイヤルでアスガルドが滅んでからは地球を目指していた。 

 

ソー
マイティ・ソー/バトルロイヤルにて最終的にアスガルドの正式な王となった。
姉であるヘラとの戦いを経てハンマーなしで自身の力を制御できるようになっている。
ヒロインのジェーンとの破局はニューヨークでは有名

ロキ
ソーの義理の弟
敵になったり共闘したりなんだかんだ隣にいる。
過去アベンジャーズでサノスの下につき、地球を攻撃した。

ハルク/ブルース・バナー
心拍数が上昇すると超人ハルクに変身する天才科学者
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのラストでクインジェットに乗ったまま消え、ザカールのチャンピオンになっていたが復帰。

宇宙・ガーディアンズ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーサイド 

 

スター・ロード/ピーター・クイル
半分地球人、半分謎の宇宙人のガーディアンズのリーダー
地球で過ごしていたが母親の死を機にラヴェジャーズに攫われアウトローとして育つ。
攫われた時代のアメリカ80年代のヒット曲を好む

ガモーラ
サノスの義理の娘で元暗殺者
サノスに教えられたもの全てを嫌っている。

ロケット
アライグマに改造された元賞金稼ぎ

グルート
可愛かったベビーグルートから成長している。

ドラックス
サノスに故郷を滅ぼされた

ネビュラ
サノスの義理の娘でガモーラの義理の妹
一時共闘したがガモーラの元を離れ、サノスを倒しに向かった。

マンティス
ピーターの父に支えていたがガーディアンズに加入

ヴィラン

サノス
人類を半分に減らすことを目的に虐殺を繰り返してきた。
過去シリーズでも随所に登場している。

その他

スタン・リー
漫画原作者にしてマーベルコミックス編集委員、マーベルメディア名誉会長
毎回カメオ出演を果たす楽しいおじいさん。
郵便配達員やバスで本を読んでいたり、様々な役柄で登場するが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックスにおいて今までのカメオ出演の苦労話を語っている為同一人物である可能性が示唆されている。
いつか時系列で繋いだら面白そう。

こう振り返ると注目すべきは
今まで共通の敵が登場することはあっても主人公同士が絡むことはなかった。特にガーディアンズの面々は同じく外宇宙を舞台にしているマイティ・ソーの世界も別世界のように思えた。
そういう部分の絡みが見れるのは楽しみです。

 

 

 

 

 

では、待ちに待ちきれなかった感想にいきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3つの場所で絡み合うリアルタイムアドベンチャー

見事としか言いようがない!
多くのキャストを抱えながらそれぞれの視点とそれぞれの見せ所を用意したどのヒーローファンも喜ぶであろう作品です。
何がすごいかって始まりは今までロキロナンなど他の者を使ってインフィニティストーン集めをしていたサノスが本腰を入れて自分で動き出すところで移民中のアスガルド船から始まりますが、そこと地球に現れたタイムストーンを狙うサノスの子供たちと物語が動き出し、なんやかんやで宇宙にきちゃったアイアンマンたち地球で迎え撃つキャプテン復讐に駆られたソーの3つの動きがリアルタイムに行き来して実行され、更にはサノスのインフィニティストーン集めもあるので目まぐるしく物語が進行。
それを各々の戦闘になってもうまく繋げてラストに持っていく演出はすごい!
それでいて各々のヒーローが魅せてくれる!
事情もあって字幕/吹替どちらも見ましたが飽きずに見れる、うん素晴らしい!

もちろん、この物量を映画1本分の枠に収めるには
かなり詰め込んだ感じはありますが様相は呈しているし
目まぐるしいは戦闘においてはOKでしょう。
この作品から入った人はどうなんだろう...という想いはありますが...
それでもアクションシーンは素晴らしいので
それで満足できる人にはオススメ出来ますね。
ぼくみたいに設定やら背景やら気になる人は
別作品に手を出すくらいの興味を持ってもらえれば幸いです。

新装備多数!内面的成長も見られるヒーローたち

まず、新装備というとアイアンマンとスパイダーマンですね。
どちらもトニー・スタークが開発したナノテクノロジーを使った技術で作られており、アイアンマンに至ってはナノマシンなので瞬時に様々な武装やツールに変化して様々な攻撃を繰り出します。
スパイダーマンは前作ラストで登場したアイアンスパイダー
とうとうクモらしくなってクモの手足が背中から出てきました。
ピーターが言っているように更に自分の意思だけで制御が可能になったようです。
彼らはスカウト当時から擬似的な親子として描かれていて、とうとうスパイダーマンではアベンジャーズ入りしてもいいよ?というトニーがピーターを認めるまでになりました。ピーターもピーターで元々自警団のような立場で親愛なる隣人を掲げてきたゆえに、アベンジャーズとして大きな脅威に立ち向かうだけがヒーローではないと、大人になりました。今回トニーのある言葉によりピーターの胸に強く刻まれることになります。ちょっとキリッとしたピーターの表情に感慨深いものを感じました。
そして本作ラストの二人の関係にもちょっと涙するものがありました。こちらは吹替版を改めて見てより感情移入してしまった。
いいよ、この親子

そしてドクターストレンジ
不遜な態度はトニーと合わないようだけど、
多分最終的に分かり合えるタイプだこの人たち。
ドクター・ストレンジ単体の時以上に多彩な魔術を披露してくれる上に、アガモットの目であるタイムストーンを臆せず使用するのが前作とは違いますね。前作はある種好奇心だったけどね。チートもチートですよ。

というかストレンジもトニーもそうなんだけど、
最初から本気出せよ、と思うほど終盤の猛攻は気持ちよかったです。
この二人かっけーわ!

次にキャプテンアメリカとホワイトウルフ
彼らが世界の為に共闘するのは今回が初めてじゃないでしょうか。
キャップの髭も貫禄が出ているし、ホワイトウルフの髪型もなかなかイケてる。髭といえば、キャップとソーの絡みも注目です。この緊張感のなさはマーベルだからこそできる。絡みと言えばホワイトウルフとロケットの絡みもいいです。このクロスオーバーはなんか、イイ!注目です。
装備に関してはキャップの盾がまたガントレット状の物に変化したくらいでしょうか。ホワイトウルフの義手はおそらくヴィブラニウム製ですね。
この二人は地味な役回りだけどブレないというか、
いつまで経っても憧れるヒーローでいてくれる感じがいいですね。

次にハルクとソー
彼の装備も注目です。
前回はマイティー・ソー/バトルロイヤルでコロシアムのチャンピオンとして色々装備していましたが、今回はハルクの装備というより、ブルースの装備ですね。
これを持ってハルク以上に大活躍です。
しかしブルース、ここまで戦い慣れしてたんだな、と関心してしまいます。
ソーは破壊されたハンマーの代わりに新装備を手に登場。
ここにガーディアンズとの絡みで大きな意味が出てきます。

ブラックウィドウとスカーレットウィッチ
アベンジャーズの中で女性ヒーローではどちらも美しくてカッコいい。
ブラックウィドウはキャップとの連携は相変わらずピッタリで敵の武器を渡しあいながら猛攻を繰り広げます。
スカーレットウィッチはさすがトニーにマインドコントロールするだけあってこの人すげー強いだろとばかりにサイコキネシスで敵幹部を翻弄したり、巨大な兵器を操作する。この人に逆らいたくないわ...。
スカーレットウィッチといえば、能力開花に利用されたマインドストーンを持つヴィジョンとの関係にも進展があって本作のキーになっています。

ガーディアンズの面々。
彼らはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックスからあまり変化がありません。変化があるとしたらマンティスの加入とグルートの成長ですかね。
今まで落ち着いた雰囲気の大人グルート、1作目ラストで枝から成長したベビーグルート、そして本作はまた成長しています。問題は思春期なのかかなりグレてます。
なお、ソーはグルートの言葉がわかるらしい。
スター・ロードは前作のすごい力は失われたんだよな...。あれでアイアンマンとかと張り合えるのはガジェットの力ゆえか。
あと注目したいのはガモーラの過去が明かされることです。彼女がどうしてサノスの娘になったのか、ネビュラとの関係も感じ取れる回です。
ロケットは先のホワイトウルフとの絡みは注目ですし、
ソーと意気投合するのも面白い。
ドラックスは相変わらず馬鹿で面白い。

ワカンダの超技術が披露される本作ですが、ブラックパンサーはどうだろう...気になったのは吹替のワカンダ語の発音が全体的に気になったことだけだろうか。
ワカンダフォーエバーは字幕のがよかったぜ。

リアリティのある正義の価値観、主人公はサノス?

今までのサノスの登場では
理由もなく星々で虐殺を行うヴィランにしか受け取れませんでした。
スパイダーマンではバルチャーの(スターク社への私怨もありつつ)自分たちの生活の為にやってしまったみたいな流れもありますし、ブラックパンサーでは黒人迫害への立場向上を目的とした話もあります。
バルチャーは最終的に男と認めたピーターに対する感情など好感がもてるキャラクターでしたし、ブラックパンサーキルモンガーにも思うところはありました。

そんな一方的に私利私欲なヴィランもいましたが、
自分の正義を持ってして描かれるヴィランがいてこそのリアリティでした。
サノスも同じく本作で彼自身の正義が描かれます。
それは宇宙全体の救済とさしていますが、
人口増加に伴う資源不足を人類を分け隔てなく
半分にすることが具体的に行動です。

中国の一人っ子政策みたいなものでしょうか。
あれは増える前に一応対策立ててるか...

まぁそんな価値観から様々な星で貧困や立場の差など関係なく虐殺を行なっているわけです。ただ殺したいという感情ではなく歪んでも信念はあるわけですね。

ちなみにサノスの力はインフィニティストーンの力によるものが多いです。
でも、冒頭のハルクとの戦いからは戦闘能力の高さが伺えます。
インフィニティガントレットの能力はストーンがはまる度に多彩になり、チート能力を発揮してきます。これは確かにガントレット奪うしか方法はないわ...。

今後の展望に期待!

正直に言いましょう。
このアベンジャーズ作品、続きます
んーあるキャラクター視点でいうと1作品として締めくくった。
そういう意味合いにもとれますが...。

次のアベンジャーズは翌年2019年5月を予定しています。
この続きがそこまでお預けとなると歯がゆい気持ちですが...。
どちらにしたってどんな終わりを迎えるかは確かめて欲しい!

アベンジャーズのリーダー的存在は
やっぱりキャプテンアメリカなんですが、
このMCU作品の軸となってるのはアイアンマンな気がしますね。
アベンジャーズ1作目も唯一チタウリ側に飛び込んで
悪夢やらなんやらで苦しめられている上に
今回あんな言葉を投げかけられるとは...そういうことなんでしょう。

そしてそれまでに公開される作品は以下の通り。

  • アントマン&ワスプ
  • キャプテンマーベル

前者はまだ洋上の監獄にいるはずアントマンですが
もしかしたら外部の救出で脱出した可能性は否めないので
本作以前か同時進行の可能性はある。
後者は初参戦なので本作より以前の話なのでしょうね。
何より...おっと誰かきたようだ..(

P.S.ちょっとした詳細ありました

 

満足度:★★★★★☆(9/10)

既にアベンジャーズロスだわ。

 

 

*1:要約するとアベンジャーズは独自行動を制限され世界に必要とされた時に出動することを約束する。