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ゴーストペインターの物語「ビッグ・アイズ」をやっと観た。

映画 映画-洋画 レビュー

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なんだかんだ実話系が好きなのかぼくは。
今回は実在したゴーストペインターを元に作られた
「ビッグ・アイズ」をご紹介します。

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1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博す。作者のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は一躍アート界で有名人になるものの、何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレット(エイミー・アダムス)だった。自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考え……。
- シネマトゥデイ - 

世界的有名な画家ウォルター・キーン
彼の描く大きな瞳の子どもの絵世界的人気を誇った。
しかし実はこの作風の絵は妻のマーガレットが描いたものだった
というストーリー。
監督はマーガレット本人のファンでもあるティム・バートン

主演のマーガレット役をエイミー・アダムスが演じています。
彼女は最近でいうとバットマンVSスーパーマンスーパーマンの恋人、ロイス・レイン

マン・オブ・スティールとの間に製作されているにも関わらず雰囲気が違います。
海外の役作りは力の入れようが違う。
ロイスはなんとなく幼さというか童顔に見えるんですよね。

夫のウォルター・キーン役には芸達者クリストフ・ヴァルツ
マーガレット・キーン本人もカメオ出演されています。

伝記映画だけどテンポよい展開と脚色

当時は男社会で職もないのに離婚とかまずあり得ないし、
女性だけで成功するという考えそのものがなかった時代でした。
その中で、マーガレットは娘ジェーンと共に反りの合わない夫から逃げ出し
当時自由の街と言われたサンフランシスコに移住
風景画を描いていたウォルターと出会います。
内気なマーガレットは明るく外交的な彼に惹かれ結婚

共に絵を描いて売ろうとしてたら瞳の大きな子どもの絵ばかり売れる
絵は売れないけど口だけは達者だったウォルター
自分の描いた絵として売り始めます。
サインもKEANE(キーン)だったため、どちらが描いたかなんて分からないじゃない。

正直いうと実話を元にしているから毎回心配になるのが史実通りにして盛り上がりに欠ける、という点で今年何度かその憂いがありました。
このビッグ・アイズはどうやらかなり史実通りに進めているようです。
だけど、ウォルタークリストフ・ヴァルツはいい味出していて、飽きさせません。
更に、終盤はまさにアートバトルなんですが、
その流れまでのやりとりはおそらく脚本に色をつけたのでしょう。
これは起こってないだろと思うけど笑ってしまった。

ポップアートの先駆けとゴーストペインターの誕生

時代はまだキャンパスに描いた絵が評価されて売れる時代でした。
しかし、そこにポスターや缶詰などのパッケージで売られるようになりました。
安価な複製印刷により大衆に支持されるようになります。
それが俗にいうポップアートという芸術運動。
ビッグアイズアンディ・ウォーホルが旗手となって広まった
ポップアートの先駆けといえます。

ウォルターは高価な絵よりも安くても気に入った絵を手に入れて
喜ぶ人々を見て「これは売れる!」と思い、印刷物を売ることを考えます。
これにより巨万の富を得ていくことになるのです。

ウォルター・キーンはものを見る眼はあった

ウォルター・キーンゴーストペインターで偽物の画家
色々なところにがありました。
嘘を継続している様は最近観た映画を彷彿します。 

こちらの嘘は自然に嘘をつくとでもいいますか。
傍目からは嘘をついているのですが、
本人は嘘をつこうとしてついている感じではない

ウォルター嘘だらけですが、自覚のある嘘をつくのです。
そして、嘘だろうが真実のように言い続ける
まるでいつか本当のことになるかのように...
その幻想を叶える力が他力でなければ良かった。

しかし、彼は口達者で商売上手が褒めるべきところではないと思うんです。
彼は絵を描く才能はなかったけども、
絵を見る才能と時代を読む力はあったように思います。
女性が認められない時代に、マーガレットの絵を見いだした
大衆の変化を読んで、旧態依然の芸術をものともせず幅を拡げた。

それを自分の絵に反映することが出来なかった
語ればウォルターの話しかしてないや...彼が主人公だったんじゃないのか?

 

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