もう一度シリーズを見返したくなる作品「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観てきました【感想・レビュー】

アベンジャーズ エンドゲーム 

ああ、一年長かった。
衝撃のラストから本当に1年。
去年のGW突入するところだったので本当に1年。

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アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)らアベンジャーズとサノス(ジョシュ・ブローリン)が戦った結果、全宇宙の生命は半数になってしまう。宇宙をさまよいながらスーツの開発を続けるアイアンマンをはじめ、生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)やソー(クリス・ヘムズワース)らは再び集まり、サノスへの逆襲を始める。

- シネマトゥデイ -

まだ観る前に書いてることですけど
今回ネタバレ出来ない保証がないです。
とりあえずインフィニティウォーのネタバレは配慮せず
知らないうちに出てきます、断言する。
さすがにここまで来ると

この作品から観ても大丈夫ですか?

なんて質問されても
大丈夫じゃないんで、気にしない人だけ観てください
と言います。観るなとは言わないけど大丈夫だなんて絶対保証しない。

あ、そう1年待ったって本当に待ったんですよ!
あのラスト終えて劇場が明るくなった瞬間思ったのは

"これで1年待てと!?"

もっともですよ。
その間にアントマン&ワスプとか、
キャプテン・マーベルとか
ありました。更に謎を呼ぶ要素でした。
繋がるところもあれば、こいつらどうキーになるんだ、と。
どっちも重要な位置付けなんですもん。
(あ、今更アントマン&ワスプのレビュー書いてなかったことに気づく)

この1年考察し甲斐がありました。
サノスに敗北し指パッチンで人類は半分消滅
ヒーローたちも消えていく者が現れる。
アントマン&ワスプのネタバレですけど、
アントマンであるスコットは実験で量子世界に向かったところで
サポートしていたピム一家も消滅し帰れなくなりました。
予告編ではその彼が無事に元の世界に戻ってるシーンがあります。
キャプテンマーベルはとりあえず消滅してなくて本作に参戦。
これを元に戻すにはどうしたらいいか。
例えば、スパイダーマンはインフィニティウォーで消滅しましたが
今年夏公開のファーフロムホームには登場している。
さすがに以前の話ではないと思いますから
ロキに関しては消滅以前に殺されていましたが、
あいつのことだし生きてるだろ、
という呆れつつも期待の持てるキャラクター
(しかもスピンオフ作品がある話だし...)
とりあえずタイムスリップ説は方々から言われていた。

あとなぜエンドゲームなのか
というおさらいをしておきます。
まだタイトルが発表されていない頃にハルク役のマーク・ラファロから
もうバレている
と語りました。インフィニティウォーにあったそう。
それが終盤でドクター・ストレンジがタイムストーンを差し出した時の

We are in endgame now.

これ、字幕では「もうあとがなくなったな」
という感じに訳されており、
リスニング出来てない日本人は気づかなかったわけで。
元々チェスの盤の駒が減って詰みの状態、最終局面
と言った意味で使われることを指しています。
つまり実際半分消滅して盤の駒が減って詰みの状態です。
エイジオブウルトロンでもトニー
endgameという単語を使ってます。

宇宙から攻めてきたら負けるぞ、絶望的だぞ

的なことをスティーブに言います。
しかしスティーブはこう返しています。

それでも団結して勝つ(ちょっとうろ覚え)

なんかゾクゾクしてくる言葉。
アイアンマンからはじまったMCUですが

トニーが宇宙を救うキーに感じるファクターもあれば
スティーブは宇宙を救う為に現代まで眠っていたんだ

ってくらい感慨深い二人です。
どこまでいっても中心なんだよね、この二人。

というわけで載ってる監督とキャスティングをさらっと

監督はアンソニー&ジョーのルッソ兄弟

キャストは

アイアンマン/トニー・スターク
演 : ロバート・ダウニーJr

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
演 : クリス・エヴァンス

ソー
演 : クリス・ヘムズワース

ハルク/ブルース・バナー
演 : マーク・ラファロ

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
演 : スカーレット・ヨハンソン

ホークアイ/ローニン/クリント・バートン
演 : ジェレミー・レナー

アントマン/スコット・ラング
ポール・ラッド

キャプテンマーベル/キャロル・ダンバース
演 : ブリー・ラーソン

ロケット
声 : ブラッドリー・クーパー

ネビュラ
演 : カレン・ギラン

ウォーマシン/ジェームズ・ローディ・ローズ
演 : ドン・チードル

オコエ
演 : ダナイ・グリラ

サノス
演 : ジョシュ・ブローリン

ペッパー・ポッツ
演 : グウィネス・パルトロー

このあとは消滅した人たち
もしくは不明な人たちなど
人多すぎなのでメインどころに留めます。

ドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジ
演 : ベネディクト・カンバーバッチ

スパイダーマン/ピーター・パーカー
演 : トム・ホランド

ブラックパンサー/ティ・チャラ
演 : チャドウィック・ボーズマン

スター・ロード/ピーター・クイル
演 : クリス・プラット

ガモーラ
演 : ゾーイ・サルダナ

ドラックス
演 : デイヴ・バウティスタ

グルート
声 : ヴィン・ディーゼル

マンティス
演 : ポム・クレメンティエフ

ヴィジョン
演 : ポール・ベタニー

スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ
演 : エリザベス・オルセン

ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン
演 : エヴァンジェリン・リリー

ロキ
演 : トム・ヒドルストン

ファルコン/サム・ウィルソン
演 : アンソニー・マッキー

ウィンター・ソルジャー /ホワイトウルフ/バッキー・バーンズ
演 : セバスチャン・スタン

ニック・フューリー
演 : サミュエル・L・ジャクソン

ヴァルキリー/ブリュンヒルデ
演 : テッサ・トンプソン

マリア・ヒル
演 : コビー・スマルダーズ
 

 

 

 

 

 

 

 

では準備はいいですか、みなさん
ぼくは劇場予約出来る日が変わる直後に入れたよ!
たぶん関東の人はまずしないと狙った席はないに等しいでしょうけど
広島も特典付きムビチケは一瞬で消えたので肝を冷やしたよ。
次の心配は初日の夜だと特別版パンフ残ってるんですかね...?

というわけで感想にいきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさに集大成!ネタバレしたら集団ボッコだ!

こんなに泣かされるとは思わなんだ。
この10年に渡るMCUの集大成であり、
この時代だからこそ出来る技術の集大成であり、
MCU作品を観てきたファンにはご褒美のような作品。
一抹の寂しさは残るけど、これからの期待、希望を持てる素晴らしい作品でした。

一連のファンならこの最大のお祭りをどれだけ楽しみにしているか
ファンじゃない人は別の長年愛したものを想像してみてください。
同じファンなら分かるでしょう、それをネタバレして欲しくない気持ちが。

まぁこれはそうなっても仕方がない。
もちろん暴力はいくない。
こうならないように配慮してください。
劇場から出てきた瞬間に叫べば
どんな意味のない言葉もネタバレと受け取られます。
個人的には観た人だけに通じる言葉はSNSで叫んでも
許して欲しかったりしますけどね。

はじまりは一変した世界と囁かな日常

冒頭は少し語っておこうと思います。
まずインフィニティ・ウォーの間に
ホークアイがどうしていたのか語られます。
彼はシビルウォーの時ソコヴィア協定反対派の立場で拘束、
司法取引で収監を免れ仕事を受け持ち、家族と共に過ごしていました。

しかし...。

指パッチン後

人類の半分が消滅した世界は政府もほぼ機能しておらず
まさに世紀末状態
残ったアベンジャーズは少しでも平穏な世界となるよう事態を収めている。
ナターシャは地球に散らばっている仲間のまとめ役となり、
キャップは現代で行なっていた市民と話す場で皆を元気付けたりしている。
一方トニー・スタークガーディアンズの船で地球に戻る最中
同じく生き残ったネビュラと共に過ごしています。
このシーン何がいいって、

あのネビュラがカワイイ。

ガーディアンズではツンデレどころかツンドラだった彼女が
かなり同調してきているせいか、会ってそんなに経ってないトニーとも
ちょっとしたゲームで楽しんでいる様子。
彼女の口から「楽しかった」と聞くとちょっとニヤニヤしてしまう。

 

様々な憶測の真偽のほどは?

まず、公開前に噂された説について話しましょう。
一番多くあがっていたのがタイムスリップ説
過去をやり直すというものです。
実際、トニー・スタークは父ハワードが亡くなる直前のやりとりを後悔してBARFシステムというものを作っています。これは過去のトラウマを再現して傷を癒そうとするシステムです。これ自体はタイムスリップする要素ではありませんが、これをサノスの戦闘を再現する、サノスに使って動機を無くすといった説はありました。
タイムスリップに関してはインフィニティストーンの一つタイムストーンが時を操る力を持つのでそうあっさり時を遡るといった手段がとれるのはどうなの?という考え方があります。
また、トニーはインフィニティウォーまでに新たなスーツを作っていた?
みたいな話もありましたね。
それもタイタンにいるトニー地球に帰れないことには難しい話です。
他にも今回参戦となるキャプテンマーベルの力が大きく関係するのではないか、という話もあります。彼女は前作においてアベンジャーズの中で大きな力を持っていることが感じ取れたと思います。 

実際どうなの?という話ですが、こればかりはネタバレをしない
そう思っているぼくとしては

生き残ったメンバーは残るべくして残った。

と言っておきましょう。
アベンジャーズ初期メンバーが消滅していないのには意味があります。
そこにキャプテンマーベルやアントマンがいることでどうなるか。
ここを言ってしまうともうダメなんで言わないわー。

注目して欲しいポイント

ネタバレ出来ないからボカして話しましょう。
と書いてみたら各キャラのあらすじっぽくなっちゃった。

アイアンマン大好きは見ろ

トニー・スタークは父親ハワード同様若い頃は発明家でプレイボーイ
ハワードは結婚してからは仕事人間、トニーが生まれたら厳格な父親
トニーは同じような育ちをしながらも父親への意識し反発
そんな時両親はヒドラの残党に殺されることに。
父親がどんな思いでトニーを見ていたかなど聞くことなく
彼はアイアンマンとなり、一つのヒーロー像を持ち、アベンジャーズとなり
父の盟友だったキャプテンアメリカと出会い

互いに反発し、

認め合い、

認めるからこそ袂を分かった。

自分大好きだった彼はこのシリーズを通して
世界の為にどうするべきなのか、地球を守る為にどうするべきなのか、
個の為でなく全の為に躍進してきた。
一言で言えば丸くなったなぁと思います。
エンドゲームまでは彼が答えを得てアイアンマンを全うした作品でした。
そして最終的に父ハワードと同じ道だな

もうね...

これしか言えねえよ...。

 

この頃の文章拙いな

キャプテン・アメリカ大好きは見ろ

スティーブ・ロジャースは第二次世界大戦時、
貧弱な身体ながらも品行方正で祖国ではなく
自由と正義の原則を愛する市民の為に戦う精神を持っていました。
彼は軍志願が叶わずもSSR*1超人計画の唯一の被験者となります。
その中でナチスにあるヒドラと戦っていくと共に
ハワード・スタークペギー・カーターと出会います。
ペギーとは互いに愛し合う仲になりましたが、
ヒドラの戦いの中で巨大な戦闘機ワルキューレと共に海に沈み、
“土曜日にクラブで会いましょう”という約束が果たせなかった
氷漬けのまま70年の時を超えて世界に戸惑う中アベンジャーズに参加。
現代においても自由と正義の為どうあるべきか、
ヒドラの復活や敵となった親友との再会、その為に選んだ選択によって
袂をわかった友や、力になってくれた友
ペギーへの想いなど様々な想いが交錯し、
自分の人生を考えるようなシーンがあります
彼はトニーとは真逆に周りの人含めて個人の幸福について考えていた気がします。
彼もまたその考えに一つの答えを出すことに。
あとね、今回の彼の活躍すごくカッコいいんですよ!
キャップ推しのぼくからしたら大活躍です、マジカッコいい!

本当カッコいいからっ!

観てっ!!

仮面ライダーとか何言ってんだ俺。

ソー大好きは見ろ

雷神ソーは今やアスガルドの王
彼もまた傍若無人な王子でハンマーの力に過信して
なんでも自分一人でなんとかなると思っていた。
父王オーディンの怒りから地球に送られ、
考古学者のジェーンや他の地球人と出会い王子たる自覚を得て
その間にアスガルドを支配していた義弟のロキと戦うことに
この後もインフィニティストーンの一つエーテルを巡る戦いで母を失い
姉であるヘルの復活で父を失い、戦いの中で国を失い民と共に宇宙を旅することに。
ようやく王として決心がついて民を導くと思っていたところに
サノスの強襲で仲間を失い自身も敗北することに。
オーディンの子として、王としての責任に振り回され、
その過程で多くの大事なものを失ってきた後悔しかありません。
振り返ると彼は事あるごとに強気になったり弱気になったり
非常に繊細なキャラクターで、
作品を追うごとにその本音を話せる人が増えています。
良い仲間を持ったな、て感じ。
彼も答えにたどり着いた気がします。

とはいえ彼の注目して欲しいのは
エンドゲーム時の生活ぶりと彼の姿に驚愕して欲しいところ。

ストームブレイカーをそんな用途に使うなよ!

彼は繊細と同時にかなり地球の生活に馴染んでいて親近感が湧きます。
さすがにあの姿はごめんですが。

もうね3年前に書いたので許してくれ

 

となぜこの3人を取り上げたかというと
以前よりこの3人を演じるロバート・ダウニーJr、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワースはMCUとの契約が満了し卒業することが示唆されている為です。観た限りだと全員が?て感じはします。
またカメオ出演していたスタン・リー*2もこのエンドゲームにおいて最後の出演になります。彼のMCUにおける遺言も逃さずチェックしてもらいたい。

MCU好きで全作見てる人は...

言わずとも観るし、もう観てるよね?
アイアンマンから始まるこのMCU映画全作を観てる人には

本当に!

ご褒美のような作品です。

先の3人が特に大きく意味を持つ作品ですが
それと同じくらい他のヒーローを知ってるからこそ
ヒーローたちの活躍を知っているからこそ更に面白くなる作品です。
もっというと

最近見始めて全作観て追いつきました!

という人は余すことなく楽しめてる気がします。
ぼくもおさらいして全部駆け抜ければ良かった!
そういう意味でも集大成。
多分この時代だからこそ出来た作品だと思いますね。

これからは女性ヒーローの活躍に期待

なんていうかあからさまですよね。
あるシーンで女性ヒーローが大集合してるシーンがあります。
どう考えても今後そういうところ見せるぜと言わんばかりのシーンです。
ブラックウィドウキャプテンマーベル、更にはあの人が電撃参戦!
その他にも前線で引けをとらない女性戦士が大集合!
またまだまだ考察足りないシーンありますが、
このエンドゲームを経て世界はどう変化したか注目したい。
それほどまでに世界は大きく変化しました。
その変化はみなさんの目で確かめて欲しい。
そして今後のMCUの展望を期待して欲しい!

あとずっと気になっています、あのクレジット後のアレ。

 

 

あー最後にもう一度言わせて

本当に最後すごく込み上げて来るものがありました。

少しずつ起こった事実に気づいて最終的にえずくんじゃないかって

そんな感じで泣き崩れていた。

一つの終わりを見た気がする。

これが一区切りなんだ...。

 

ありがとうMCU

 

 

3000回ありがとう。

 

 

満足度:★★★★★★★★(10/10)

あくまでMCUを観てきた人の満足度と捉えてください。

ところでスパイダーマン/ファーフロムホーム
エンドゲーム以前なんでしょうか、以後なんでしょうか。
こんなことを考えるだけで夏まで生きていけます。
エンドゲーム観たのにわかんないの?
と思うかもしれません、だってわかんないもん!

あとこのあと吹替版観に行ったのですが
二度目は更に泣きました、結末知ってるとね
キャップの声を当てている中村悠一氏、
彼が最後の最後で声を当ててるシーンが印象的で
声優さんってすげーんだなと感じた次第です。

 

 

*1:S.H.I.E.L.D.の前身である

*2:様々なマーベルコミックの父とも言える編集者、故人