終わらなきウルヴァリンの物語に終止符「LOGAN/ローガン」を観てきました。

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ちゃんとシリーズ観れてないのに観てきましたよ。
それ前提の感想を綴っていきます。

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近未来では、ミュータントが絶滅の危機に直面していた。治癒能力を失いつつあるローガン(ヒュー・ジャックマン)に、チャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)は最後のミッションを託す。その内容は、ミュータントが生き残るための唯一の希望となる少女、ローラ(ダフネ・キーン)を守り抜くことだった。武装組織の襲撃を避けながら、車で荒野を突き進むローガンたちだったが……。

- シネマトゥデイ -

圧倒的な再生力と世界最硬の金属アダマンチウム合金を骨格に持つミュータント、ウルヴァリン/ローガンに焦点を当てたスピンオフシリーズの三部作目にして完結作。
実は僕はウルヴァリン X-MEN ZEROは観たけどSAMURAIは観てなくて、
更に言えばX-MENも2までしか観てない状態なんだよね。
ローガンの人となりはなんとなく理解しているので大丈夫かな、とか思ってるんですけどね。

 

監督はSAMURAIに続いてジェームズ・マンゴールド
観てない作品をどうこう言うわけにはいかないが、
SAMURAIは不評だったことしか聞いていないのである種不安はあった。
とはいえ、原作はオールドマン・ローガン

SAMURAIは原作にないんだよね?とばかりに少し安心感を持っている。
なんだかんだ言ったがホントはあまり気にしてない。

主演はウルヴァリン/ローガンヒュー・ジャックマン
X-MENの顔といえる不老不死のミュータント
指の間から生えるアダマンチウムの爪
どれもがウルヴァリンを象徴するものであり、X-MENと聞いて連想するもの。
本作彼は不老のはずがホントに老いている。
これだけで気になるポイントではないでしょうか。

プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアパトリンク・スチュアート
テレパシー能力で過去多くのミュータントの保護に力を入れていたが、アルツハイマー病で力を制御出来なくなっている。

ローラダフネ・キーン
ローガン同様の治癒能力とアダマンチウム合金を施した爪を持っている。

他、エグゼビアを一緒に匿うミュータントキャリバンにスティーブン・マーチャント、ローラを追う部隊の主任ドナルド・ピアーズにボイド・ホルブルック。

 

最後にウルヴァリンは救われた、ありがとうヒュー・ジャックマン

世界はミュータントがもう誕生しない世界。
X-MENの世界はX-MEN1作目からファイナル・ディシジョンに至る3部作と、そこから新たな時間軸へ至るフューチャー&パスト(その前作ファースト・ジェネレーション)、アポカリプスの3部作が存在するが、本作の時間軸はファイナル・ディシジョンの時間軸。なお、昨年公開されたデッドプール後者の時間軸に該当。

 

ぼく個人としてはこの時間軸の異なるところをちゃんと観てないのですが。

それでもウルヴァリンがどんな人物かは、X-MEN、X-MEN2、ウルヴァリン XMEN ZEROを観ただけでも十分に理解出来る内容だったと思います。
彼は長い時間生き続けたにも関わらず、愛した者を不幸ににしてしまうジレンマに苛まれていました。X-MEN ZEROではケイラX-MEN3部作ではジーンと紆余曲折ありながらも結局不幸にしてしまった、という罪悪感から彼を孤独にしていました。

本作はローラの依頼でミュータントの楽園エデンまで運ぶ逃走劇
ローガンタクシーの運転手をしながらエグゼビアを匿い、稼いだ金で船を買って隠れ住むことを考えていました。エグゼビアアルツハイマー病でテレパシーを制御できずに周囲に影響を与えてしまうからです。
一方ローガンと同じ能力を持つローラは新たにミュータントを作りだしていた組織から抜け出し追われることに。連れ出した研究員はローガンにエデンまで送ってもらうよう依頼します。
本作においてミュータントに普通の生活があってもいいと思わせたり、やっぱり誰かを不幸にするんだと思わせるシーンがあります。まるで親子で旅をしているかのよう。また、危険分子として世論は認知している反面X-MENという悪のミュータントと戦うヒーローと認知されるという側面も。子どもはアメコミを読んでいるというのも思うところがありますね。

そんなヒーロー、病人、危険分子という時代の変遷と感じ取れる世界の中、忘れ去られるようなローガンやエグゼビアですが、ローラたち新たな世代が生まれていくことに彼らは何を思うのか。仲間たち、愛する者を守れなかった不幸にしてしまったと思っているウルヴァリンと呼ばれたローガンは残った仲間以外は拒絶するようになっていました。
だけど最終的にウルヴァリンはこの孤独と苦しみから救われたな、と思います。
ローガン最後のセリフはあの一言だけでかなり響く

従来の俳優陣だけではない、ローラの演技が冴える

ヒュー・ジャックマンやパトリック・スチュアートなどシリーズおなじみの俳優陣の安心の演技、どちらも年老いた風貌で時が経ったのも感じることが出来ます。
その中でローラ役のダフネ・キーンの演技が光ります。
何がすごいって目力すげーよ!
一言も話さないキャラクターですが、ローガンに思うところがあるようで、様々な反応を示します。ローラが何者なのかが分かってくるとその反応も次第に分かってきます。ある意味、それ前提で最初から観ても楽しめそう。
あと、これアクションは別の人だよね?
今回ローガンは年老いているので全盛期ほどキレのある動きは出来ません。その分、ローラは小柄な身体を活かしたハイスピードアクション!子どもなのに殺すことに容赦ない。

なかなかショッキングですよ。

それじゃローガン活躍しないの?と思うかもしれませんが、
やる時はやるし、ラストは納得の戦闘シーンだったと思います。

従来のファンは納得ではないですか?

これ、ホントシリーズ観てれば良かった。
おそらくウルヴァリン思い出補正がより作品の印象を色濃く映します。
シリーズ観てた人はぜひ観て欲しいし、
観てない人はウルヴァリンスピンオフ作品だけでも、
ぼくみたいにウルヴァリン1作目とX-MENの1と2だけでも...
世界背景まで考えるならフューチャー&パストまで観た方がいいのかな。
逆にX-MENシリーズ全然知らない人にはさっぱりな作品。

アクションは素晴らしい、特にローラ。
それだけでも楽しめる人にはオススメします。